瑞岩寺開創500年記念事業 新本堂建築勧募について

謹啓

時下檀信徒及び有縁の皆様には、ますますご清祥のことと存じます。


平素から当寺の維持発展に格別のご尽力を賜り、深く心から感謝申し上げます。
慈眼山瑞岩寺は、新田義貞の時代に、新田金山城主由良信濃守成繁公によって開創された十一面観世音菩薩を本尊とする四百有余年の歴史を誇る寺院であります。


おかげをもちまして、瑞岩寺が天文十二年(⻄暦一五四三年)に創建されましてから四八〇年の星霜を数えることになりました。その間火災などの度重なる困難に遭遇いたしましたが、歴代住職と共に皆様方のご先祖によって立派に護持されてまいりました。これひとえに檀信徒各位の菩提寺護持の道念の賜物と衷心より感謝申し上げる次第であります。


さて、瑞岩寺の本堂は二百年以上前の建築物でありこの度の耐震検査では震度七には耐えられないことが判明致しました。木材の各継ぎ目にひび割れが起lております。すでに老朽化も甚だしく、これまで幾度にもわたって屋根の葺き替えや増築修理を重ね、雨風をしのいでまいりました。しかし、近年とくに修理効果もほとんど期待できない状況に立ち至lております。また、今後本堂を使用する場合、数年後に起こるとされている首都直下型地震や、昨今の大型台風もあります。さらに、今後も本堂を使用した家族葬も勧めてまいります。


この度の喜捨(寄付)は、強請ではございませんが、瑞岩寺護持のために多くのご縁のある方々より喜捨を受け付ます。また、ご喜捨いただく方には写経や位牌安置を通じて、その功績を後世に⻑く伝えたいと存じます。施工は、寺社建築で歴史と信頼のある「(株)⻲山建設」に依頼し、令和九年末までには完成したいと思います。


本堂というものは、仏菩薩をお祀りするだけではなく、本堂自体が仏菩薩であります。さらにそこに住職が魂を入れ、修行・信仰の道場として活用することにより、生きた「本堂菩薩」になります。新築の暁には、皆様の清々たる安らぎの場として永く御利用頂く事になります。
右の事情を御賢察の上、主旨に御賛同を賜り格段の御協力を下さいますよう、伏して懇請申し上げます。


この新本堂の事業が無事円成し、我々の瑞岩寺が益々興隆し、壇信徒の皆様がご多幸でありますよう、仏天のご加護をご祈念致します。



総額二億三千万円
完成令和九年末
ご喜捨お志(寺務所より振り込み用紙と納経用紙をお送りいたします)

合掌
令和四年睦月吉日

慈眼山瑞岩寺住職⻑谷川俊道
檀信徒総代⻘木一佳
檀信徒副総代林敏市
信徒各位様

各種資料のダウンロード

本堂建築勧募2021 (R4.1) (信徒用).pdf
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zuiganji(最終).pdf
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