瑞岩寺創立460年記念山門改修進募のお願い!

山門改修進募のお願い

瑞岩寺開創四百六十年記念事業 山門改修の趣意書


謹啓 時下檀信徒及び有縁の皆様には、ますますご清祥のことと存じます。 平素から当寺の維持発展に格別のご尽力を賜わり、深く心から感謝申し上げます。 おかげをもちまして、瑞岩寺が天文十二年(西暦一五四三年)三月十五日に常陸国河内郡若芝宿金龍寺の末寺として創建されましてから 四百六十年の星霜を数えることになりました。運慶作の十一面観世音菩薩を本尊とし、永禄二年(一五五九年)に矢田堀城主、 金山西城豫殿泉伊豫守繁俊公(法名 瑞岩寺殿傑翁宗英大居士)が中興開基となられました。繁俊公の父は基繁といい、横瀬国経の次男でした。 慶長二年(一六四九年)徳川幕府三代将軍光家の代には由緒をもって御朱印地を賜っておりました。その後、 火災など度重なる困難に遭遇し移転などしましたが、歴代の住職と共に皆様方のご先祖によって今日まで立派に護持されて参りました。

平成六年には、本堂の雨漏りが酷く屋根の葺き替え工事を行い、平成十五年には永代供養塔の落慶、本堂前庭園の整備など境内の整備も着々と進んでおります。 この度、平成十五年が開創四百六十年を迎えていることもあり、この記念と数年前より山門の傷みが酷く、過去三百有余年前には四千坪の境内と 七堂伽儖が荘厳に存在していたことから歴史ある山門の改修復元が重要であるとの結論に達し、山門の具体的な審議を重ねて参りました。

建築は、総ケヤキの山門の中で使用できるものはすべて生かし、改修、復元し、これらが子々孫々に伝えられれば誠に意義深いものと思います。 施工は、五社見積もりの上、護持会全役員協議の結果、「店橋工務店」「(株)ゴダイ」に依頼し本年末までに完成する予定でございます。 本事業の実現には多額の経費を必要とします。その為、檀信徒及び有縁の皆様方の御喜捨によって充当させて戴きたく、 出費多端の折りからご理解とご協力を仰がねばなりません。

世の景気低迷の折、誠に申し訳ございませんが、何卒この趣旨にご賛同いただきまして、 この事業を是非とも大成させてくださいますよう重ねて檀信徒皆々様の心からのご加担を、書中甚だ略儀ながら謹んでご願い申し上げる次第でございます。


合掌


平成十五年五月 吉日

住 職      長 谷 川 昭 雄

檀信徒総代建設委員長  横 倉 秋 夫

建設委員     尾 林 政 夫

世 鳥 山 光 彦

小 暮 三 雄

青 木 恒 一

長 島 安 治

斉 藤 保 一

長 島 立 美

世 話 人 一 同

檀信徒各位 様