去る8月5日(日)に11才になる長男の得度式をしました。多くの檀家さんや、お友達も呼んで立派にこなしていた。
私も10才のころ得度式をしたような覚えがあるが、実際はよく覚えていない。 「長男は長男で、得度式をするならきちんと頭を剃りたい」と自分から剃髪を望んだ。同じ境遇の小僧さんの影響を受けたようだ。
出家とは、読んで字の如く「家を捨て、家族を捨て、仏の世界に身を投じること」であるが、実際はまた家族として暮らしていく。 しかし、仏さまの教えのご縁をいただくことは本当にありがたい。
今回は、僧侶にだけのわかるムズカシイ言葉は、極力止めて、小学生でもわかるようにした。 それを見ていた友達も「スゴイネ!」とこぼしていたそうだ。
11才で人生を決めてしまうスゴさか?でも、まだ子供だと思っていた長男が、すこしシャキッとしてきたような気がする。
子供将来のレールを親が敷くべきでないという人もいるが、仏のご縁があり、得度をできる環境がある。
彼が心から僧侶になってよかったと思える人生を歩んで欲しいと願っている。
合掌 副
平成十九年八月 吉日