寺子屋講座-小川宏さんによる『生きる~うつ病を体験して見えた大切なもの~』

9月4日、元アナウンサーので司会者の小川宏さんをお迎えし、寺子屋講演会を開催しました。200名以上の参加があり大盛況でした。ユーモアあり笑いありの講演会でした。


小川さんは、「生きる」をテーマに、うつ病を体験し、克服した経験を話されました。闘病中、友人からの手紙にあった「『辛』という字は、あと一息で『幸』になる」という言葉に励まされたという。「処方箋のないような薬のようだった。それから快方に向かった気がする」と心のこもった言葉の大切さを訴えた。


また、くよくよせず、プラス思考で生きていくことや、「異性に関心を持つ」「人間関係は適当な距離を置く」など、人生を豊かに過ごすためのこつを、自らの例えを交えながら面白おかしく語っていただきました。


<プロフィール>

1926年東京生まれ。早稲田大学卒業後、 NHK にアナウンサーとして入局。福島、山形、東京放送局などを勤務。1955年から司会を担当した「ジェスチャー」は NHKの看板番組となり、全国のお茶の間ファンを引きつけた。


1965年に NHKを退職し、フリーとなり。フジテレビのワイド番組「小川宏ショー」では、「ご対面」のおもしろさを引き出す「初恋談義」で人気を博す。


1982年の終了までの17年間、4451回の放送記録を作りました。老若男女、誰からも好かれる庶民性を人間味あふれる司会、進行?アドリブでみる人のこころをがっちりつかみ、従来のアナウンサーのイメージを一変し一時代築いた。

現在は、テレビやラジオに出演するかたわら、講演活動や、執筆活動を中心に活躍中。


合掌


平成二十二年九月 吉日

副住 職  長 谷 川 俊 道