総持寺、最乗寺、三渓園ツアー無事終了

去る4月9日、10日の両日にて総持寺、最乗寺、三溪園ツアーを無事終了することができました。


総持寺は永平寺と並ぶ曹洞宗の本山であり石原裕次郎さんのお墓などがあります。最乗寺は きに聖護院門跡覚増法親王につかえ幾多の霊験を現され、大和の金峰山、奈良大峰山、熊野三山に修行。三井寺園城寺勧学の座にあった時、大雄山開創に当り、了庵禅師のもとに参じ、土木の業に従事、約 1年にしてこの大事業を完遂した。その力量は1人にして5百人に及び霊験は極めて多い。 道了大菩薩は「以後山中にあって大雄山を護り多くの人々を利済する」と五大誓願文を唱えて姿を変え、天地鳴動して山中に身をかくされた。以後諸願成就の道了大薩埵と称され絶大な尊崇をあつめ、十一面観世音菩薩の御化身であるとの御信仰をいよいよ深くしています。瑞岩寺も数年前に分身をご頂戴し、ご祈祷をしております。


また、三溪園は生糸貿易により財を成した実業家原 三溪によって1906年(明治39)5月1日に公開され、175,000mに及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。三溪が存命中は、新進芸術家の育成と支援の場ともなり、前田青邨の「御輿振り」、横山大観の「柳蔭」、下村観山の「弱法師」など近代日本画を代表する多くの作品が園内で生まれました。当日は、桜が咲きほこり素晴らしい見晴らしでみなさまに歓んでいただけたと思います。


合掌


平成二十三年四月 吉日

副住 職      長 谷 川 俊 道