先月、10月25日瑞岩寺26世大光昭雄大和尚が遷化致しました。葬儀ならびに告別式に際しまして、ご縁の深いみなさまにお見送りいただきましたことを衷心より感謝申し上げます。
私どもにとりましては、かけがえのない先代住職を失いまして、今なお夢を見ているような気がしております。あの飄々としながらも笑顔を絶やさないご尊顔を再び拝することができないかと思うと淋しさが募って参ります。
思えば、昭雄大和尚は瑞岩寺の興隆と宗門の発展、毛里田保育園の発展、また社会への奉仕に尽くされた方でした。
お寺にあっては、山門の改修、本堂屋根の吹き替え、庫裏の建築など境内が見違えるようになりました。そして、檀信徒教化のために心血を注いでこられました。
また、群馬県の保育園のトップとして群馬県保育協議会の会長や、晩年には瑞宝単光賞を受賞され、子どもたちや社会のために貢献して参りました。
このご葬儀にご会義いただいた皆様は、このご縁につながる皆様であろうかと存じます。どうか、昭雄大和尚様のお心を受け止めていただき、それぞれの立場でいのちの継承をしていただければ、これに勝る供養はないと思います。
昭雄大和尚さまの生前のご交誼ご厚情に対しまして、深甚(しんじん)なる感謝を申し上げますとともに、今後とも変わらぬご法愛を賜りますようお願い申し上げ、ご無礼ながら御礼を言葉とさせていただきます。 平成27年11月1日 瑞岩寺住職長谷川俊道