あなたと瑞岩寺

瑞岩寺は頼りにされる寺でありたいと願っています。

人の一生は、生•老•病•死と共にあります。そして、それらには「苦しみ」が付きまといます。生苦、老苦、病苦、死苦…、これを仏教では「四苦」と言い、日本仏教は、その時々に応じて、四苦を和らげ、解決することを使命としてきました。しかし、この時代にあって、仏教が「苦」と向き合い、それを緩和し、解決する具体的な場面や道筋は、なかなか見えません。

 

高齢化社会を迎え、老苦•病苦の現場は、さまざまな問題を生み出しています。そして、その先には、誰もが、平等に、死苦に直面するという現実が訪れるのです。人生の最後に訪れる死は、膨大な悲しみや苦しみ、痛みとともにやってきます。そして、それはあなた自身が対面しなければならない一人称の死であり、あなた自身の問題となります。しかし、それらへの対応は、なかなかできないのが現状です。

 

瑞岩寺は、四苦の存在、生苦•老苦、死苦における多様な問題、容易ではない死苦の受容などについて、深い関心を持っています。そして、そのためのシステム作りを少しづつですが整えています。瑞岩寺の檀信徒を中心にした地域の人々を対象に、ひとりひとりの生老病死に寄り添い、四苦と向き合いながら、生きる方法を探り、実践していこうと考えています。

 

このホームページは、「あなたらしいお葬式」を行うための手引あり、同時に、死に向かうあなたが、死を見つめながら、今を生きるための道標でもあります。「旅立ちの前に」あなたや家族が準備しておかねばならないこと、「旅立ちのときに」そして「旅立ちの後に」家族がしなければならないこと。それらを考えてもらうためのホームページなのです。そして、瑞岩寺は、それぞれの「とき」に頼りにされる寺でありたいと願い、いままでつくりあげてきたもの、提供できるもの、対応しなければならないことを記しました。

 

ここに記載されている内容は、いままで瑞岩寺が実践してきたさまざまな経験や手法によって裏打ちされています。

どうぞ、このページから、死すべき自分を感じつつ、来るべきあなたの死に、真正面から向きあってみてください。

旅立ちの前に

生き方のコツ・お別れの選択…リビングウイルのお手伝い

檀信徒各家にお渡ししてある『旅立ちデザインノート』(ライフデザインセンター刊/長野)への書き込みや、法要・法事などで常に住職が提示している「いのち」の問題についての理解を深めることで、あなたなりの「生き方のコツ」がつかめ、あなたの意思に基づく「お別れの選択」が可能になります。人生に不安が生じたとき、死の問題に直面した時など、遠慮なくご相談ください。

財産と生命を護るために…成年後見制度

高齢化とともに判断能力が衰えたり、身体が不自由になり、自立生活が送れなくなった時、あなたに代わって財産管理と生活マネジメント(身上監護)を、信頼できる人や団体に代行してもらうのが「成年後見制度」です。たとえば、あなたが認知症になった場合のリスクを考えたとき、この制度のことを知っておくと便利です。


瑞岩寺が紹介する司法書士は、この制度のプロとして、多くの方と後見契約を交わしています。瑞岩寺へご連絡いただければ、詳しい説明と実施への方法をお教えします。

高齢期に関するケアと相談…介護保険制度

超高齢社会が現実のものとなり、それに対応して、「地域がお年寄りを支える」という目的で「介護保険制度」が施行されました。瑞岩寺は、必要に応じて、通所介護(デイサービス)と訪問介護、そして居宅介護支援(ケアマネージメント)などを紹介いたします。高齢期に訪れるさまざまな問題への対処について、瑞岩寺にご相談いただければ、ケアマネージャーあるいは担当者につなぎ、一緒に考えます。

ターミナル(終末)期のケア

病院、自宅を問わず、最期を迎えようとしている方々に対する各種ケアや、適切な看取りのアドバイス、宗教的な支援をいたします。緩和(ホスピス)ケアや医療にかかわる情報などもお伝えできます。ご相談ください。

葬儀の事前相談

旅立ちが近いあなたや、あなたを支える家族を対象に、随時相談を受けています。現在、お葬式を行なう方が、事前に相談をするケースがふえています。

死を待つのではなく、死と向き合って生きるために、最善の方法を一緒に考えましょう。

旅立ちのとき

まず瑞岩寺に電話を…あなたらしいお葬儀はここから始まります

あなたに「旅立ち」が訪れたとき、あなたを看取った家族が、最初に電話をかける先は葬儀社ではなく、瑞岩寺です。その電話から「あなたらしいお別れ」が始まります。無駄が省かれた、実質的で、納得できるあなたのお葬式が始まるのです。ご家族には、搬送方法、当面の動きなどをお教えしたうえで、搬送車の手配をします。

電話受け付けは24時間。真夜中の電話もOKです。


◆ Tel. 0276−37−1231(瑞岩寺)


お葬式を作る…枕経と打合せ

安置された後、あなたに対して最初の仏事である枕経があげられます。その後、あなたを送るため、住職と家族が細部にわたる打合せを行います。打合せの内容は以下のようになっています。


1)葬儀全体のイメージ作り(どのようなお葬式にするかを考える)

2)日時決定:納棺通夜・出棺・火葬・葬儀・お別れ会の日時(火葬が日程を左右するため、ご相談したうえで住職 が予約します)

3)場所決定:瑞岩寺・自宅・葬儀社ホールなど

4)規模決定:通知範囲・参列者予想・新聞等告知

5)準備品確認・準備リスト作成(必要なものを無駄なく準備します)

6)費用計算(葬儀費用全般についての金額提示と合意形成)

徐々に深まる死の確認…各種手続き

あなた(大切な人)を失った、ということは、お葬式の進行の中で段階的に認識してくるものです。それは儀式の進行だけでなく、各種手続きにもあらわれます。手続きを業者に依頼することは簡単ですが、自分が行うことで、家族はあなたの死を徐々に実感してくるのです。瑞岩寺で手続きの代行依頼は可能ですが、家族が自分で手続きをされるのもひとつの方法です。


1)死亡届提出⇒市町村担当課あるいは支所へ

2)死亡届提出窓口より火埋葬許可証を受け取る

3)火埋葬許可証を市・葬祭センター(火葬場事務所)へ提出

4)事務所にて棺・葬具などを買入れ

最後にふさわしいお顔と衣装で…エンゼル・メイクと旅衣

長い闘病や、施設での生活を経て亡くなったあなたは、面(おも)変わりされている場合もあります。生前のお顔やお姿に少しでも近くというあなたや家族の思いがあれば、瑞岩寺では専門スタッフが「お化粧」(エンゼル・メイク)を依頼したり、旅衣のアドバイスを行っています。ご相談ください。

家族がおくりびとになる…納棺・通夜

亡くなったあなたの立場に立って、美しく、清らかに送る。アカデミー賞の映画「おくりびと」は、送る人の存在と覚悟を見せる映画でした。

あなたを見送るのは、あなたの家族です。納棺は、家族がしっかり手をかけ、あなたの重みを自分の手に感じとり、あなたの旅支度をととのえるものなのです。そして家族は、静かにあなたと向き合う最後の一夜を過ごしてくれるはずです。

故人の生き方を偲び、心に残すことが基本…お葬式とお別れ会

瑞岩寺では、「葬儀式」(仏教による別れの儀式)+「お別れ会」(宗教とは切り離されたお別れの会)として組み立てられる提案をしています。この形は結婚式(宗教による新郎新婦の誓いの儀式)と披露宴(宗教に関係なく多くの方が参加するお祝いの会)と瑞岩寺では、「葬儀式」(仏教による別れの儀式)+「お別れ会」(宗教とは切り離されたお別れの会)として組み立てられる提案をしています。この形は結婚式(宗教による新郎新婦の誓いの儀式)と披露宴(宗教に関係なく多くの方が参加するお祝いの会)と並べて考えてみるとわかり易いと思います。また、葬儀式とは日時を別にして、お別れ会を行うというのもひとつの方法です。


お別れ会は、音楽を使ったコンサート形式、参加者のトークを中心にする談話形式、そして亡き人が好きだったお料理を囲む会食形式などがあります。

最近は、在りし日のあなたの姿を、写真や動画で会葬者に観ていただく方法が多くなっています。あなたの生き方が偲ばれ、生前あなたと関連を持った人々の心に残る旅立ちのセレモニーであるという基本さえ外さなければ、どのような方法もOKです。

瑞岩寺はこれらに確実に対応し、あなたの最期のセレモニーを創りあげることができます。一緒に考えましょう。

お葬式費用を半減するコツ…あなたの家族に知っておいてもらいたいこと

葬式費用が高騰しています。全国平均が231万円。太田市近郊で葬儀社を使う場合、葬儀社への支払い平均は約150万円(会葬者100人規模)。瑞岩寺は、あなたのお葬式費用を、葬儀社以上の質を保ちながら、半額(60〜70万円台)にすることが可能です。その理由を以下に記します。

仕切りが違う

営利で動く葬儀社ではなく、非営利の瑞岩寺が仕切るのですから、中間マージンなど一切なく、無駄をはぶくことができるため、確実に安価となります。

また、いかにしたら費用軽減ができるかということを、瑞岩寺スタッフ一同は真剣に考え、安価で納得できる、あなたのお葬式を考え出しています。

「檀信徒のための葬儀」の基盤整備が完了

本堂、書院、庫裡、受付など、ご遺体安置、納棺通夜、葬儀・お別れ会に使用される瑞岩寺の施設は、檀信徒の皆さんのためのものです。瑞岩寺では、30年の歳月をかけてそれらの整備を行ってきました。その結果、状況に応じ、有効利用ができるとともに、葬儀社ホールに比べ使用料は大幅に安価になっています。

もっともお金がかかる祭壇に関する工夫

葬儀社ホールをご存じの方は、中央に豪華な段飾り祭壇があり、その両脇に、子ども一同、孫一同、親戚・会社関係という名前が入った生花が並ぶ風景を記憶されていると思います。葬儀社の祭壇は通常、20万円~ 100万円位までと高額です。それに加えてお花(供花)の費用がかかります。瑞岩寺ではこれを一体化し、祭壇費用を大幅に軽減する「花祭壇」をお勧めしています。


瑞岩寺の花祭壇は、今までなら生花をお供えしていた、親類縁者や仕事関係の方々が、「供花料」として生花1基分のお金を喪主家に渡し、心あたたまる花祭壇をいっしょにつくり上げる、というアイデアから生まれました。


たとえば、この冊子の1頁にある30万円の花祭壇に20名の方が参加した場合は300,000円−15,000円(供花料=生花一基分)×20名=0円となり、喪主家の祭壇に関する負担は0円となるのです。この方法は、喪主家の祭壇に関する負担を大きく軽減し、同時に、多くの方々が祭壇作りにかかわったという認識や自負が生まれます。

適切な量と美味しいお料理を

お葬式の棚上げ(精進落とし)料理は定番化しています。また、料理の量が少ないと会葬者に対して失礼だ、との考えから、必要以上のお料理を頼むことになります。瑞岩寺では会葬者の数を正確に読むことを家族に伝え、適量のお料理を、地元の料理屋さんから仕出ししてもらっています。


たとえば精進落とし料理は一人あたり1800円です。これだけでも葬儀社の半分以下であり、しかも質が落ちることはありません。また、このような定番料理ではなく、あなたが好きだったお料理を会葬者に食べていただく、ということもあり得ます。ご相談ください。


納得に向けて…お葬式費用の提示と合意

お葬式にはお金がかかります。人生最後のセレモニーだから、とは思っても、経済的に不安な方もおられるはずです。瑞岩寺はお葬式をマニュアル化していませんから、どのようなパターンでも対応でき、許された予算の中で、最大限、納得できるお葬式をご提示できます。見栄や外聞を捨てて、率直にご相談ください。費用をかけなくても納得できるお葬式は必ずできます。一緒に考えてみましょう。

お葬式と施設利用の方法

自宅でのお葬式(自宅で納棺・通夜から葬儀・告別式まですべてを行う)

自宅のスペースを考えると会葬者は限られますが、家族葬として親族や少人数で行う場合は可能です。祭壇も家族葬用の花祭壇を使ったらどうでしょうか。あなたが暮らした場所で見送るお葬式は、静かでしっとりしたものになります。

自宅で納棺・通夜+お寺で葬儀・告別式(2つの方法があります)

1)自宅で納棺・通夜→お寺に搬送→お寺で葬儀・告別式→精進落とし→お寺から出棺・火葬。

2)自宅で納棺・通夜→自宅から出棺・火葬→お寺で葬儀・告別式→精進落とし。


1)はご遺体のままのお葬式。この場合は搬送が一回増えますが、本来のお葬式はこの形式です。

2)は火葬後のお葬式です。火葬場の都合などを考慮して選びましょう。どちらでも対応可能です。


本堂+ホール

1)本堂で葬儀・告別式、ホールで精進落とし(会葬者200名まで。精進落とし100名まで)=本堂での葬儀・告別式は厳かに行われます。会葬者数は、状況にもよりますが、約200名まで可能です。その後、ホールで精進落としを行います。精進落としの人数は最大100名まで可能です。


2)ホールで葬儀・告別式、本堂で精進落とし(会葬者数200名まで/精進落とし100名まで)=ホールでの葬儀・告別式は音響・照明などを使った、自由な演出の現代感覚あふれるセレモニーが可能です。精進落としは本堂でおこなわれ、こちらも定数は200名です。


旅立ち後

お葬式後の処理

あなたがこの世で生きたということは、社会的にも、人間関係においても、そして行政的にも、無数の関連性を持っていたことにもなります。死によって自然に無くなる関係もありますが、行政、年金、金融機関、病院など死後処理が必要なものも多々あります。


たとえば、国民健康保険の返還、葬祭費の申請、各種年金への死亡届、高額医療費の申請と支給口座の変更、除籍謄本の取得、自動送金の停止、医療費の清算などです。その他に保険証、診察券、カード、株券、契約書などの処理も必要です。遺された家族が、あなたの事後処理について、悩むかもしれません。そんなとき、瑞岩寺は専門家への紹介をいたします。